今回はサトウキビ収穫の真っ盛りでしたので、サトウキビ運搬用のローリーを水牛で牽引している光景にも出会いました。
畑の中にプラレールのように線路を引いて、本線上のローリーを畑に引っ張っていくのですが、ドロドロの畑の上にサトウキビの葉っぱを敷いて、その上に線路を乗せているだけですから、当然のことながら線路はガタガタで、ローリーの脱線が頻発します。
また、水路なども越えて進みますので、傾斜がある上に、ローリーにはブレーキなどはありませんので、うかうかしていると暴走したローリーに轢かれてしまいます。
そんな危険と隣り合わせの作業でもありますが、そこはインドネシア。作業者の皆さんは明るく働いておられました。
Sumberharjo砂糖工場の水牛牽引列車
2013年7月
本線上のローリーに水牛がつながれて発車を待ちます。畑の中へ向かう即席の線路が敷設されています。 |
本線からの分岐は、本線のレールの上に畑に向かう線路をかぶせて固定しただけの簡易なものです。 |
即席のポイントを横から見ると、レールの上にレールが乗っかっているのがよくわかります。 |
発車しようとしますが、牛が嫌がってクルクル回ってしまいました。 |
なんとか発車できました。畑に向かって進みます。 |
左手の本線上に見えるのは、ローリーを牽引してきた蒸気機関車です。 |
畑の中に敷かれた線路を進んでいきます。背後に見えるのは3432mの火山、スラメット山です。 |
ちょっと進んだところで脱線しました。3人がかりでローリーを持ち上げて線路に戻します。 |
途中には水路が走っており、橋が架けられていますが、結構な勾配になっています。橋の上にもサトウキビの藁を敷いて道床にしています。 |
ローリーにはブレーキの類いは一切ありませんので、傾斜地では止まっていることができません。サトウキビを束ねたものを車止めとして使います。 |
水路を越える際には、傾斜がきついので水牛四頭立てで牽引します。 |
ちょっと一休み。 |
この列車はさらに奥に進みます。手前に見えるのは収穫済みのサトウキビです。これからローリーに積み込みます。 |
収穫されたサトウキビをローリーに積み込んでいます。 |
蒸気機関車が操車場に戻りますので、機関車を通すために、本線上に仮設された分岐を取り外します。 |
仕事を終えた水牛を水路で水浴びさせます。サトウキビの葉っぱを使って、水牛を洗っています。お疲れ様でした。 |
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