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2013年8月10日土曜日

中部ジャワの蒸気機関車 Sumberharjo再び(2)




今回はサトウキビ収穫の真っ盛りでしたので、サトウキビ運搬用のローリーを水牛で牽引している光景にも出会いました。

畑の中にプラレールのように線路を引いて、本線上のローリーを畑に引っ張っていくのですが、ドロドロの畑の上にサトウキビの葉っぱを敷いて、その上に線路を乗せているだけですから、当然のことながら線路はガタガタで、ローリーの脱線が頻発します。

また、水路なども越えて進みますので、傾斜がある上に、ローリーにはブレーキなどはありませんので、うかうかしていると暴走したローリーに轢かれてしまいます。

そんな危険と隣り合わせの作業でもありますが、そこはインドネシア。作業者の皆さんは明るく働いておられました。


Sumberharjo砂糖工場の水牛牽引列車
2013年7月

Buffalo Train at Sumberharjo
本線上のローリーに水牛がつながれて発車を待ちます。畑の中へ向かう即席の線路が敷設されています。

Buffalo Train at Sumberharjo
本線からの分岐は、本線のレールの上に畑に向かう線路をかぶせて固定しただけの簡易なものです。

Buffalo Train at Sumberharjo
即席のポイントを横から見ると、レールの上にレールが乗っかっているのがよくわかります。

Buffalo Train at Sumberharjo
発車しようとしますが、牛が嫌がってクルクル回ってしまいました。

Buffalo Train at Sumberharjo
なんとか発車できました。畑に向かって進みます。

Buffalo Train at Sumberharjo
左手の本線上に見えるのは、ローリーを牽引してきた蒸気機関車です。

Buffalo Train at Sumberharjo
畑の中に敷かれた線路を進んでいきます。背後に見えるのは3432mの火山、スラメット山です。

Buffalo Train at Sumberharjo
ちょっと進んだところで脱線しました。3人がかりでローリーを持ち上げて線路に戻します。

Buffalo Train at Sumberharjo
途中には水路が走っており、橋が架けられていますが、結構な勾配になっています。橋の上にもサトウキビの藁を敷いて道床にしています。

Buffalo Train at Sumberharjo
ローリーにはブレーキの類いは一切ありませんので、傾斜地では止まっていることができません。サトウキビを束ねたものを車止めとして使います。

Buffalo Train at Sumberharjo
水路を越える際には、傾斜がきついので水牛四頭立てで牽引します。

Buffalo Train at Sumberharjo
ちょっと一休み。

Buffalo Train at Sumberharjo
この列車はさらに奥に進みます。手前に見えるのは収穫済みのサトウキビです。これからローリーに積み込みます。

Buffalo Train at Sumberharjo
収穫されたサトウキビをローリーに積み込んでいます。
蒸気機関車が操車場に戻りますので、機関車を通すために、本線上に仮設された分岐を取り外します。

Buffalo Train at Sumberharjo
仕事を終えた水牛を水路で水浴びさせます。サトウキビの葉っぱを使って、水牛を洗っています。お疲れ様でした。



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