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2013年9月2日月曜日

中国 遼寧省鉄嶺市調兵山市の蒸気機関車(1) 王千駅 Steam locomotives at Diaobingshan, Tieling city, Liaoning province in China (1) Wangqian station

鉄法煤業集団公司鉄路といえば、「鉄法」「調兵山」などと呼ばれ、知る人ぞ知る世界の蒸気機関車マニアの聖地であります。「他が全滅してもここだけは残る」と言われていましたが、どうもこのところ雲行きが怪しくなってきたようで、ジワジワと蒸気機関車による運転本数が減ってきているようです。

他の目的地(鉄オタの、ですが)がウヤや陥落などの理由で訪問する意味がなくなり、旅行直前、または旅行中に目的地を変更せざるを得なくなった際の、最後の逃げ場でもあったわけですが、全く残念なことです。

私も三回しか訪問していませんが(うち一回は新婚旅行だったりします)、完全になくならないうちに、本腰を入れて撮影した方がいいかもしれません。

というわけで、本来ならば調兵山駅の紹介から始めるべきなんでしょうが、とりあえず最近蒸気機関車による運行がなくなったと言われている南線の王千駅周辺の夕景です。


今回の記事の撮影場所は、こちらになります。(Google Mapの地図と写真がずれていますので、航空写真の方に合わせてあります。)


Tiefa Coal Industry Group Corporation Railway is known as the last sanctuary of steam locomotive and it was said that this place would be the last line operating steam train in China. The steam trains, however, are getting decreasing and their territory are getting narrow among the four lines of Tiefa Coal Line recently.

Other destinations in China for steam locomotive freaks (Most of them are industrial railways) often stop operating steam trains temporally due to accidents at mine or technical problems. Tiefa was always an alternative of the tour to China since everyday they are operating passenger train pulled by steam locomotives adhering to their time schedule.

I have visited here only three times (One of the trip was my honeymoon!). Before they completely take off the steam locomotives, we should visit here and take pictures seriously.

So, here I introduce the pictures around Wangqian station where firstly the steam trains stop coming to regularly.


The pictures were taken here. (The map and Google Aerial Photo is not adjusted precisely. Please see the aerial photo.)


中国遼寧省鉄嶺市調兵山市の蒸気機関車(1) 王千駅
2009年1月

Steam locomotives at Diaobingshan, Tieling city, Liaoning province in China (1) Wangqian station
January 2009


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Translated in English in May 2015.

2013年9月1日日曜日

中国 甘粛省白銀市の蒸気機関車(4) 朝焼けの旅客列車

引き続き白銀有色金属公司専用線の旅客列車です。町を抜けて、山へと入っていく朝の通勤列車です。白銀では2013年現在も、上游牽引による旅客列車が運行されているそうです。ぜひ再訪したいですね。

今回の記事の撮影場所は、こちらになります。



白銀有色金属公司の上游型蒸気機関車
2008年2月

Shangyou in Baiyin

Shangyou in Baiyin

タイの保存蒸気機関車(1)

タイでは戦後しばらく日本製の蒸気機関車が使われてきました。このブログでも紹介した通り、戦争中に日本軍によってタイに送られたC56がそのままタイ国鉄で使い続けられていましたが、そのほかに戦後賠償の一環で日本から送られた蒸気機関車が存在します。
タイではあまりはっきりと機関車を形式分類していないようですが、「パシフィック」「ミカド」などと車軸の配置による分類だけはしているようです。タイ国鉄では、C56、パシフィック、ミカドの三種類の機関車が2両ずつ動態保存されており、3月26日(鉄道の日)、8月12日(王妃誕生日)、10月23日(チュラロンコン大王記念日)、12月5日(国王誕生日)にバンコク(ホアランポーン駅)-アユタヤ間で運行されています。
年に4日しかありませんので、なかなか都合をつけるのが大変ですが、2012年の12月5日に運よくバンコクにいることができましたので、バンコクのホアランポーン駅に出かけてきました。

なお、2012年には、機関車が故障し、この時が初めての運行でした。また、この後にも故障してしまったらしく、2013年の3月の運行はキャンセルになったようですが、修理が順調に終わり、2013年の8月には運行できたそうです。

今回の記事の撮影場所は、こちらになります。


タイの保存蒸気機関車
2012年12月


Preserved Steam Locomotive in Thailand
パシフィック850号機です。まさに日本の蒸気機関車らしい顔つきをしています。D51に似ていますが、パシフィック型の車軸配置ですので、動輪は3個です。そういう意味ではC59の親戚のようなものなのでしょうか。

Preserved Steam Locomotive in Thailand
川崎車両で1950年に製造されたことがわかります。

Preserved Steam Locomotive in Thailand
12月5日は国王の誕生日ですので、駅には国王の写真が飾られています。

Preserved Steam Locomotive in Thailand
このとおり、動輪は3個です。2C1のパシフィック型車軸配置になっています。

Preserved Steam Locomotive in Thailand
方向転換しなくても良いように、2両の蒸気機関車がエンド側で連結されています。こちらはパシフィック824号機です。こちらは日本車輛製です。

Preserved Steam Locomotive in Thailand
ホアランポーン駅への入線です。毎回到着が遅れるそうで、この時は2時間近く遅れていました。列車の到着に合わせて、駅周辺で花火が打ち上げられました。次回は花火と組み合わせた写真を撮れると良いのですが。

Preserved Steam Locomotive in Thailand
記念日だからだと思いますが、ホアランポーン駅にはお召列車も展示されていました。

C56 in Thailand
おまけですが、最近訪タイした際、バンコクのマッカサン駅に隣接した車両工場に、廃車になったC56が放置されているのを見つけました。いつからあるんでしょうね。

中国 甘粛省白銀市の蒸気機関車(3) 停車場の情景

白銀有色金属公司専用線の旅客列車です。今回の写真は駅の写真です。

白銀有色金属公司の上游型蒸気機関車
2008年2月

Shangyou in Baiyin
終点近くの東廠溝駅です。帰宅する鉱山の労働者を町まで運びます。

Shangyou in Baiyin
東廠溝から白銀市へと出発します。

Shangyou in Baiyin
白銀臨時駅

Shangyou in Baiyin
臨時駅の発車シーンです。ドレインも勇ましく、鉱山に向けて出発します。

Shangyou in Baiyin
市街地を抜けて鉱山に向かいます。