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2012年12月10日月曜日

中国 内蒙古自治区 集通鉄路 復活の前進型蒸気機関車 (2)

(1)をアップしてから半年近く経ってしまいましたが、(2)ということで北東側のループの写真です。
最近はどうかわかりませんが、2007年暮れの復活運転では、午前の列車が走る時間はまだ陽が低く、谷間を行く列車が陰になってしまうのが残念なところです。
しかし、地図を見てもらえばわかりますが、ここは本当に鉄道模型のジオラマのような線形で、ループ線をくるくる回り、何度かトンネルをくぐりながら、SLが経棚峠を全力で駆け上がってきます。
集通の前進型の全盛期にここを訪問できなかったことが何とも残念です。

ちなみに、今年も年末年始に走るみたいですね。克什克腾第六届冬季旅游节(Hexigten Sixth Winter Tourism Festival)というお祭の一環のようです。ただ、ネットを見ていると、2013年の年明けにずれ込むような情報があったりもしますし、数あるイベントの一つだとすると、SLの運行は取りやめになる可能性もゼロではないのかもしれません。


今回の記事の撮影場所は、こちらになります。Google Mapの表示が空中写真と地図でずれていますので、写真の方で合わせて示してあります。



内蒙古自治区 集通鉄路の前進型蒸気機関車復活運転
2007年12月・2008年1月


QJ type Steam Locomotive at Jitong Line
切り通しを駆け抜ける前進型

QJ type Steam Locomotive at Jitong Line
一度東に姿を消しますが、このまま右にくるっと回って……

QJ type Steam Locomotive at Jitong Line
トンネルをくぐって今度は西に向かいます。この煙では、トンネルの中は何も見えないでしょうね。

QJ type Steam Locomotive at Jitong Line
重連なんですが、風が強くて煙が流れてしまい、この写真ではよくわかりませんね。

QJ type Steam Locomotive at Jitong Line
おまけ
熱水の町に到着し、休んでいる前進型を、DLが追い抜いていきました。

2012年10月14日日曜日

中国 内蒙古自治区 赤峰市 元宝山炭鉱の蒸気機関車(3) 朝の混合列車

朝の混合列車です。機関車の後ろに木材を積んだ貨車が連結されています。この木材は炭鉱の地下坑道を補強するのに使用するという話です。

中国 内蒙古自治区 赤峰市 元宝山
2011年4月


通勤客が乗り込みます。女性の乗務員さんが配置されています。

機関車+空の無蓋車+木材を積んだ無蓋車+客車という編成です。

派手にドレインを決めてくれました。後方に貨車と客車が写っています。


中国 内蒙古自治区 赤峰市 元宝山炭鉱の蒸気機関車(2) ヤードにて

元宝山西駅のヤードで整備される建設型蒸気機関車です。


中国 内蒙古自治区 赤峰市 元宝山
2011年4月


石炭を積み込んでいます。

灰箱の清掃です。

1988年製造で、この8418番は最後に製造された建設型機関車だそうです。


機関士さんが親切な人で、キャブ内に入れてくれました。前方確認用の窓が異常に小さいですね。横から身を乗り出さないと、前方はほとんど何も見えないのではないかと思います。

火室です。ゴウゴウと燃え盛っています。

梅の花がきれいに咲いていました。

夜のヤードです。美しいですね。


中国 内蒙古自治区 赤峰市 元宝山炭鉱の蒸気機関車(1)

内蒙古自治区赤峰市の元宝山炭鉱では、建設型が元気に活躍しています。赤峰市と言えば、北京からの集通線の玄関口とも言える場所ですので、中国鉄にはおなじみの場所ですが、実際に元宝山を訪問したことのある人というと、それほど多くはないのではないかとも思います。まさに集通線陥落後の落ち穂拾いと言ったところでしょうか。ここで活躍する建設型は、旧南満州鉄道のミカイ型を元に改良した機関車で、1988年まで製造され続けていました。


今回の記事の撮影場所は、こちらになります。


中国 内蒙古自治区 赤峰市 元宝山
2011年4月

民兵号という銘板が見えます。
中国では今でも準軍事組織として数百万人規模の民兵部隊が組織されているそうです。解放戦争を戦い抜いた国ならではの組織でしょうか。

橋梁を行く建設型です。前から見ると前進型を小型にした感じですね。

ここで撮影する前にヤードをうろうろしていたので、機関士さんとも顔なじみになっていました。
「あんたも好きね~~~」という感じで通りすがりにニヤッと笑っていました。

翌日は我々を見かけると点灯して派手にドレインをぶちかましてくれました。ありがとう!

2012年10月13日土曜日

ふくしま復興号(試運転・上りED75 759牽引)

すでに秋になってしまいましたが、7月下旬のふくしま復興号試運転の上りです。こちらはED75の牽引です。東北線のED75といえば0番台か1000番台で、下枠交差型のパンタグラフのED75ですと若干違和感を感じないでもありませんが、ED75そのものが3月に定期運用を終了してしまっているような状況ですので、贅沢も言っていられませんね。常磐線でED75 1039牽引の貨物列車が津波の直撃を受けたのも記憶に新しいところですが、その後1年で定期運用は消滅してしまったようです。


杉田-二本松

日和田-五百川

金谷川-南福島

二本松-安達

沿線スマイルプロジェクトの予行ということで、沿線には地元の人々が駆けつけていました。
乗務員も窓から盛んに手を振っていました。(二本松-安達)


この2枚は本宮駅で停車中の上り列車です。

東福島-福島間 (松川)

蓮の花がきれいに咲いていました。(松川-安達)

2012年10月12日金曜日

大井川鐵道 SLフェスタ

静岡県 大井川鐵道
2012年10月

10月6日、7日と大井川鐵道で開催されたSLフェスタに出かけてきました。SLフェスタということで、整備工場の中を見学できたり、C11が重連、プッシュプルで走行するなど、なかなか魅力的なイベントでした。
10月とはいえ、まだまだ夏のような気候でしたので煙が心配でしたが、出るべきところでは十分な煙でした。特に7日は不安定な天気で時折雨がぱらつく空模様でしたが、気温が下がりましたので、煙には良かったかもしれません。ただ、日が差した時の、金色のススキと逆光に輝くSLを絡めた写真が撮れなかったのは残念でした。まぁそれは次回ということで。


今回の記事の撮影場所は、こちらになります。

新金谷の整備工場で整備中のC10 8

ピカピカに磨かれるC56 44

収穫を待つ田圃を行くC11重連
千頭の転車台

大井川を渡るC56 44
ややわかりにくいですが、これもC11重連


川根温泉笹間渡駅発車直後


茶畑を行くC11重連


ススキとC56 44
日が差すとススキがキラキラと光って美しいのですが……当日は天気がめまぐるしく変わり、汽車が来た瞬間には曇るどころか雨がぱらつくような状況でした。



非常にわかりにくいですが、C11プッシュプルです。
よく見ると後方でも煙が上がっていることがわかります。
気温の割に爆煙でした。(川根温泉笹間渡駅)


番外編ですが、大井川鐵道で活躍中のE10です。
これもあまり長くないかもしれませんので撮れるときに撮影しておいた方が良いでしょうね。



2012年8月17日金曜日

ふくしま復興号(試運転・下りC6120牽引)

遅ればせながらですが、7月下旬に郡山-福島(東福島まで回送)間を走った「ふくしま復興号」の写真です。これは試運転時のものですが、翌週の本番運転時には「沿線スマイルプロジェクト」という沿線住民に列車に向かって手を振ってもらう、というイベントが企画されており、試運転時にはその宣伝なのだろうと思いますが、盛んに汽笛を鳴らし、JRの職員が列車から沿線に向けて手を振り続けていました。というわけでぜひ本番運転も見に行きたいと思っていたのですが、どうしても都合がつかず、試運転時のみの写真です。今回は下り列車のC61牽引のものですが、上りのFD75牽引のものもなかなかの風情というか、今後はED75の方が先に引退してしまう可能性もあり、希少価値という意味ではそちらの方が高いかもしれませんので、後ほどそちらも掲載します。
しかしやはりハドソンの大型蒸機は一味違いますね。中国の蒸気機関車も元はといえば満鉄の機関車なわけで、日本人がデザインしたのだと思いますが、子供の頃から見慣れているせいか、やはり国鉄型のデザインの方が格好良く感じられます。最近は赤い動輪ばかり見ていたので、黒い動輪がかえって新鮮に見えているだけかもしれませんが。









2012年7月20日金曜日

中国 遼寧省阜新市の蒸気機関車(3) ズリ捨て Steam Locomotives at Fuxin City, Liaoning Province (3) Dumping of Fly Ash

遼寧省阜新市
2011年1月


阜新の炭鉱と言えば、知る人ぞ知る超豪快なズリ捨てでその名を轟かせています。

残念ながら爆発したかのような豪快な煙は見ることができませんでしたが、ズリ捨て場で作業する蒸気機関車は目にすることができました。



Fuxin City, Liaoning Province
January 2011 

Coal complex in Fuxin city is well-known in extreme dumping of fly ash.

Unfortunately, when I visited here in 2011, I could not see the explosion-like amazing dumping. I could see working steam locomotives dumping fly ash on the hill, however.


Shangyou in Fuxin, Liaoning

Shangyou in Fuxin, Liaoning

Shangyou in Fuxin, Liaoning

Shangyou in Fuxin, Liaoning

Cargo Train to dump

Cargo Train to dump